紀土を味わうため、平和酒店へ
アドベンチャーワールドでパンダを満喫したあと、「この旅を締めくくるなら、やっぱり紀土しかない」と思った。和歌山が誇る日本酒ブランドであり、以前から気になっていた平和酒造のお酒。
和歌山市駅直結の「キーノ和歌山」内にある蔵元直営のアンテナショップ「平和酒店」へ行ってきました。
店内では、紀土シリーズをはじめとした日本酒に加え、クラフトビールや濁酒、梅酒なども展開されていて、ひとつの酒蔵がここまで幅広く挑戦していることに驚かされた。まさに平和酒造の”今”を感じられる空間だ。
しかも、ちょうど泊まってみたいと思っていたカンデオホテルズ南海和歌山も「キーノ和歌山」にあり、旅の終盤にちょうどいい立地。気軽に立ち寄れて、しっかり楽しめる場所だった。
平和酒店とは?
和歌山市駅直結、蔵元が手がけるアンテナショップ

和歌山で紀土を楽しむなら、蔵元直営のアンテナショップ「平和酒店」は見逃せない。平和酒造が運営するこの店舗は、和歌山市駅直結の「キーノ和歌山」2階に位置していて、アクセスの良さは抜群だ。
和歌山市駅の改札を出てすぐ、屋根付きの通路で直結。雨でも安心して行ける。
お店の特徴をざっとまとめると…
- 立地:最高。 和歌山市駅直結で、移動の途中にも立ち寄りやすい。
- 外観:オープン。 モールの一角に溶け込んでいて、入り口が開けているため、飲食目的じゃなくても気軽に入りやすい。
- 酒の種類:とにかく豊富。 紀土シリーズをはじめ、クラフトビール「平和クラフト」、濁酒や果実酒など、平和酒造のほぼ全ラインナップが揃っている。
- スタイル:立ち飲み。 バースペースにはカウンターとテーブルがあり、椅子はなし。軽く一杯ひっかけて次に行ける、ちょうどいいテンポ感。
- スタッフ:プロ中のプロ。 接客に立っているのは、実際に酒造りに携わっている蔵人たち。どんな質問にも丁寧に答えてくれて、話を聞くだけでも価値がある。




見て、飲んで、話して、買える。
ここに来れば平和酒造の“今”がしっかり味わえる。そんな場所だ。
ここでしか味わえない一杯を。平和酒店で体験した飲み比べ
平和酒店の魅力は、ただお酒を買えるだけじゃない。その場でしか飲めない“蔵元体験”ができるバーエリアがあることだ。
この日、自分が楽しんだのは
- クラフトビール3種 飲み比べセット
- 紀土 純米大吟醸 DRAFT
- どぶろく3種 飲み比べセット
- 無量山 純米吟醸
- おつまみ数種(詳細は記憶があいまい…でもうまかった)
それぞれ一杯ずつに、思わずうなるポイントがあった。
1. クラフトビール3種飲み比べセット

店頭にある5種類のクラフトビールから、自分好みの3種類を選べるスタイル(※内容は時期によって変動あり)。
クラフトビールはどれも個性的で、選び方次第では強い味に引っ張られてしまう。そこはスタッフの方がしっかりサポートしてくれて、「味を感じやすい順番」を教えてくれたおかげで、バランスよく飲み比べができた。中でも印象に残ったのは、柚子を使ったビール。香りが爽やかで、合わせたクラッカーとのペアリングが絶妙だった。
2. 紀土 純米大吟醸 DRAFT

これは本当に特別な一杯。瓶詰めは一切しておらず、バーでしか飲めない限定商品。
紀土の純米大吟醸をKEG(樽)に直汲みし、ビールサーバーでそのまま注ぐスタイルで提供される。
一口飲んだ瞬間に、華やかな香りとフレッシュなガス感が広がる。いわば“生きてる日本酒”。瓶で飲むのとはまったく別の表情を見せてくれる。これを飲みに来る価値がある。
3. どぶろく3種飲み比べセット

どぶろくって正直クセが強そう…と思っていたが、平和酒造のどぶろくは別物。
まろやかで飲みやすく、それでいてしっかり米の味が感じられる。3種のどぶろくはそれぞれ風味が異なり、日本酒の原点に触れるような感覚だった。
実は平和酒造、どぶろくの専門店を2店舗展開しているほど、どぶろくにも力を入れているという。これは要チェック。
4. 無量山 純米吟醸

正直に言うと、この銘柄は初めて知った。平和酒造といえば「紀土」だけかと思っていたけれど、こんな裏メニュー(?)があったとは。
飲んでみると、紀土が“子ども”なら、無量山は“大人”とでも言いたくなる味わい。静かで落ち着いていて、それでいて芯がある。舌触りがなめらかで、喉を通るまで一貫してキレイ。
飲み疲れたあと、最後に一杯だけ嗜みたい、そんなお酒だった。
5. フードとペアリング(記憶はおぼろげ、でも満足)

おつまみは軽めながらもクオリティが高く、お酒を邪魔しない絶妙なバランス。特にYUZUビールとクラッカーの組み合わせは最高だった記憶だけははっきりある。
「ブログのことなんか忘れて、ただ飲んでた」ってくらいには、いい時間だった。
この日飲んだお酒は、どれも味に物語があった。単なる試飲ではなく、「蔵の表情を見比べる」ような体験。
知識のあるスタッフと話しながら、自分のペースで飲み比べできるこの空間、和歌山に行ったら立ち寄る価値ありです。


和歌山旅行を終えて
和歌山、やっぱり良かった。また来るわ。
今回の旅、アドベンチャーワールドでまず心をがっつり持っていかれた。

パンダって癒しキャラだと思ってたけど、実際に見ると「こいつ、完全に獣やん」ってなる。ゴロゴロしてても存在感すごいし、笹を食べる姿が豪快でビビる。あれは一度見るべき。
で、宿に選んだカンデオホテルズ南海和歌山がまた大正解だった。
駅直結でアクセス最高だし、部屋もキレイ、スカイスパからの眺めはちょっと反則レベル。
これはもう、次もここに泊まるしかない。
そして今回のハイライト、平和酒店。
正直ここまでラインナップが充実してるとは思わなかった。
クラフトビール、どぶろく、紀土、無量山、DRAFT限定酒…。
あれこれ飲んでるうちに、「この酒蔵、ただ者じゃないな」と確信。スタッフも親切で、酒の話をしながら飲むのがまた楽しかった。
あと意外な発見だったのが、同じキーノ和歌山内にある和歌山市民図書館。
図書館って聞いて、ちょっと堅い場所かと思いきや、スタバと蔦屋も併設されててめっちゃオシャレ。ふらっと立ち寄るだけでも気分が上がる場所だった。
今回けっこう詰め込み気味だったので、次はもっとゆったりした時間の使い方がしたい。
- 平和酒造の本拠地でしっかりお酒を味わって、
- 市民図書館で気ままに読書して、
- スタバでコーヒー片手に余韻にひたり、
- カンデオホテルズのスカイスパでぼーっと景色を眺める。
そんな「大人の贅沢タイム」を目指して、また来ようと思う。
和歌山、ありがとう。また近いうちに。
・20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
・お酒は適量を守ってお楽しみください。
・妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
コメント