風の森 507 Petit

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商品紹介

奈良県御所市の「油長酒造」は、伝統を大切にしながらも、現代の日本酒文化に新たな風を吹き込む蔵元です。銘柄「風の森」は、無濾過・生酒にこだわり、発酵由来の微発泡を活かした、いきいきとした味わいで知られています。

今回紹介する「風の森 507 Petit」は、油長酒造が誇る“秋津穂”という地元奈良の酒米を使用。繊細ながら芯のある味わいを引き出すのが特徴です。精米歩合50%の“50”と、7号系酵母の“7”の組み合わせが、この「507」の名前の由来。バランスに優れ、フレッシュさとふくらみが共存する設計で、小さなボトルの中に酒の魅力を凝縮しています。

無濾過で火入れを行わない“生酒”ならではの弾けるような透明感、そして、今しか味わえないライブ感。それが「風の森 507 Petit」の魅力です。

基本情報

  • 銘柄:風の森 507 Petit
  • 製造会社:油長酒造株式会社
  • 使用米:奈良県産契約栽培米 秋津穂100%使用
  • 精米歩合:50%
  • アルコール度:15度
  • 日本酒度:ー
  • 特定名称:純米酒
  • 酵母:7号系酵母
  • 杜氏:ー
  • 製造日:2024.12
  • 内容量:375ml
  • 価格:¥990(税込)

テイスティングシート

*個人の感想です

外観(清澄度)

透明感がある霞んだ濁った
その他

外観(濃淡)

無色に近い淡いやや淡い
やや濃い濃い
その他

外観(色調)

クリスタルゴールドシルバー
グリーンイエロートパーズ
オレンジブラウン
その他

香り(第一印象)

若々しいさわやかな華やかな
ふくよかな芳醇なおだやかな
熟成香を感じるその他

香り(特徴)

グレープフルーツりんご洋梨
白桃バナナメロン
パイナップルマスカットライチ
スイカズラスミレアカシア
菩提樹セルフィーユ青竹
新緑紅茶月桂冠の葉
ヒノキ香木ゴボウ
挑戦人参マッシュルーム椎茸
丁子シナモンビターチョコ
クルミアーモンド
炊いた米つきたての餅上新粉
白玉団子杏仁豆腐生クリーム
サワークリームヨーグルト発酵バター
クリームチーズ粘土腐葉土
石灰カラメルコーヒー
醤油ヨード香蜂蜜
スモーク香カビタマネギ
熟成チーズその他

味わい(第一印象)

軽いやや軽いやや強い
強いその他

味わい(甘味)

弱い上品なまろやかな
ふくよかな強い
その他

味わい(酸味)

爽やかな優しい丸みがある
なめらかなきめ細かいシャープな
しっかりとした力強い
その他

味わい(苦味)

控えめ穏やかなコクを与える
旨味がある強い
その他

味わい(バランス)

スムースなハツラツとしたドライな
まろやかなねっとりとしたコンパクトな
フラットな芳醇な厚みのある
力強いその他

味わい(余韻)

短いやや短いやや長い
長いその他

テイスティングコメント

*個人の感想です

「風の森 507 Petit」は、小さな瓶の中に、静けさと高揚が同居している。

その姿はなんとも澄んでいて、まるで朝の森の空気をそのまま閉じ込めたみたい。ほとんど色を持たないのに、光を当てると、すっと銀色の筋が走る。控えめだけど、確かな美しさがある。

香りを感じた瞬間、不意に風が吹いた気がした。グレープフルーツのシャープな涼しさが先に立ち、続いて青りんごや洋梨の甘いニュアンスがふわりと漂う。最後に、メロンの穏やかな香りが静かに着地してくるから、なんとも心地いい。軽やかで透明感があるのに、香りだけでひとつの物語が立ち上がるような感覚だ。

味わいは想像よりも厚みがある。優しい甘さから始まり、なめらかな酸がゆっくり広がっていく。そこへ旨みを帯びた苦味が、さりげなく加わって全体を引き締める。派手さはないけれど、ずっと付き合っていたくなる。飲み込んだ後も、まるで森の奥で足を止めたときのような余韻が、静かに心に残っていく。

小さいけれど、なんて豊かなお酒なんだろう。

「風の森 507 Petit」は、グラスの中に冒険を持っている。いつもの食卓が、すこし特別に感じられる──そんな魔法をかけてくれる一本だ。

お酒を呑み終えて

なんだかんだで、ブログを始めて1年が経っていました。
きっかけは、「せっかくいろいろ飲んでるんだから、何かに残しておこうかな」くらいの軽い気持ち。でも振り返ってみると、この1年で本当にたくさんのことを学んだなと思います。

普段、パソコンに向かうような仕事をしているわけではないので、最初はWordPressの設定から記事の書き方、画像の圧縮にいたるまで、ひとつひとつ手探りで覚えていきました。うまくいかないことも多かったですが、少しずつできることが増えていくのは楽しかったし、何より、自分の言葉で何かを伝えるという行為に、思っていた以上のやりがいを感じています。

もちろん日本酒のことも、ただ飲むだけだった頃よりずっと深く知るようになりました。原料や造りの違い、地域ごとの個性や蔵元の想い…。知識が増えることで、ひとつひとつのお酒に対する向き合い方も変わってきた気がします。
これからも、同じことの繰り返しにならないように、新しいことを学びながら楽しんでいけたらいいなと思っています。

今回の、風の森シリーズにはいろんなバリエーションがあるようで、507はその入り口。せっかくなら他の風の森にも少しずつ触れていきたいと思いました。

ブログも同じように、もっといろんな角度から日本酒の楽しみ方を見つけていけたらいいな、なんて思っています。

・20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
・お酒は適量を守ってお楽しみください。
・妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

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