商品紹介

佐賀県鹿島市に蔵を構える富久千代酒造は、全国的な評価を誇る銘酒『鍋島』を手掛ける名門蔵だ。特に「鍋島」は、国内外のコンテストで数々の賞を受賞しており、その繊細かつ芳醇な味わいは日本酒ファンの心をつかんで離さない。少量生産ながら、妥協のない酒造りと独自の感性で、常に進化し続ける姿勢が高く評価されている。
今回紹介する『鍋島 きたしずく』は、北海道産の酒米「きたしずく」を使用した特別な一本だ。冷涼な北の大地で育まれた酒米と、温暖な佐賀の地で磨かれた醸造技術。この異なる土地の個性が見事に融合し、香り、味わい、余韻のすべてに調和が感じられる。北と南の絶妙なバランスが生み出す、奥深く繊細な味わいをぜひ体験してほしい。
基本情報

- 銘柄:鍋島 きたしずく
- 製造会社:富久千代酒造有限会社
- 使用米:きたしずく
- 精米歩合:40%
- アルコール度:16度
- 日本酒度:ー
- 特定名称:純米大吟醸
- 酵母:ー
- 杜氏:ー
- 製造日:2025.01
- 内容量:720ml
- 価格:¥3300(税込)
テイスティングシート
*個人の感想です
外観(清澄度)
透明感がある | 霞んだ | 濁った |
その他 |
外観(濃淡)
無色に近い | 淡い | やや淡い |
やや濃い | 濃い | |
その他 |
外観(色調)
クリスタル | ゴールド | シルバー |
グリーン | イエロー | トパーズ |
オレンジ | ブラウン | |
その他 |
香り(第一印象)
若々しい | さわやかな | 華やかな |
ふくよかな | 芳醇な | おだやかな |
熟成香を感じる | その他 |
香り(特徴)
グレープフルーツ | りんご | 洋梨 |
白桃 | バナナ | メロン |
マスカット | ライチ | スイカズラ |
スミレ | アカシア | 菩提樹 |
セルフィーユ | 青竹 | 新緑 |
紅茶 | 月桂冠の葉 | ヒノキ |
香木 | ゴボウ | 朝鮮人参 |
マッシュルーム | 椎茸 | 丁子 |
シナモン | ビターチョコ | 栗 |
クルミ | アーモンド | 炊いた米 |
つきたての餅 | 上新粉 | 白玉団子 |
杏仁豆腐 | 生クリーム | サワークリーム |
ヨーグルト | 発酵バター | クリームチーズ |
粘土 | 腐葉土 | 石灰 |
鉄 | カラメル | コーヒー |
醤油 | ヨード香 | 蜂蜜 |
スモーク香 | カビ | タマネギ |
熟成チーズ | その他:パイナップル |
味わい(第一印象)
軽い | やや軽い | やや強い |
強い | その他 |
味わい(甘味)
弱い | 上品な | まろやかな |
ふくよかな | 強い | |
その他 |
味わい(酸味)
爽やかな | 優しい | 丸みがある |
なめらかな | きめ細かい | シャープな |
しっかりとした | 力強い | |
その他 |
味わい(苦味)
控えめ | 穏やかな | コクを与える |
旨味がある | 強い | |
その他 |
味わい(バランス)
スムースな | ハツラツとした | ドライな |
まろやかな | ねっとりとした | コンパクトな |
フラットな | 芳醇な | 厚みのある |
力強い | その他 |
味わい(余韻)
短い | やや短い | やや長い |
長い | その他 |
テイスティングコメント
*個人の感想です
佐賀県の名門・富久千代酒造が手掛ける『鍋島 きたしずく』は、北海道産の酒米「きたしずく」を使用した一本だ。北の冷涼な気候で育まれた酒米と、南の温暖な地で磨かれた醸造技術。異なる土地の個性が交差することで、互いの魅力を引き出し合い、見事な調和を生み出している。この北と南の出会いが、どのような表情を見せてくれるのか——その答えは、グラスの中に広がっている。
無色に近い透明感の中に、ほんのりとシルバーやゴールドの輝きが浮かぶ外観。その繊細な光は、きたしずくの透明感と鍋島らしい洗練された造りが交差する証だ。静かにグラスを傾けると、光の加減でさまざまな表情を見せ、まるで北と南の個性が溶け合っているように感じられる。
立ち上る香りは、華やかで芳醇。青りんごや洋梨のフレッシュな果実の甘みに、パイナップルのトロピカルなニュアンスが重なり合う。そこに、新緑を思わせる爽やかな青さがそっと添えられ、香りの層にさらなる奥行きを与えている。きたしずくの持つ繊細な香りの特性と、鍋島が得意とする華やかな香りのバランスが、ここでも絶妙に溶け合っている。
豊潤で厚みのある味わいが、舌の上で滑らかに広がっていく。最初にふくよかな甘みが柔らかく包み込み、続いて丸みのあるきめ細やかな酸が全体のバランスを引き締める。さらに、穏やかな苦味がアクセントとなり、余韻にかけて心地よく残る。その余韻はやや長く、繊細ながらも力強い印象を残して静かに消えていく。北の冷涼な気候がもたらす繊細な酸と、南の熟練した技術が引き出す厚みのある旨みが見事に融合し、複雑で奥行きのある味わいが生まれている。
『鍋島 きたしずく』は、北と南の異質な組み合わせが見事なハーモニーを奏でる、特別な一杯だ。果実の甘み、爽やかな酸、心地よい余韻。そのすべてが互いを引き立て合い、日本酒の奥深さを存分に堪能させてくれる。飲むたびに新たな発見があり、次の一杯が待ち遠しくなるだろう。
まとめ
最近、やっぱり花粉症にやられています…。毎年のことながら、目と鼻が大変なことになってます。そして、日本酒検定の結果もなかなか来ないみたいで、ちょっとモヤモヤ。待つ時間ってなんでこんなに長く感じるんでしょうね。
そんな中、頭の中ではいろんな面白いアイデアが浮かんでいるんですが、それを形にするには勉強も必要だし、他にもやることが山積みで…。限られた時間の中で、どうやって優先順位をつけるか悩む日々です。
そんなバタバタの中でも、先日飲んだ『鍋島 きたしずく』は、ちょっと特別な一杯でした。佐賀の富久千代酒造が、北海道産の酒米「きたしずく」を使って醸したこのお酒、北と南の個性が見事に調和しているんです。外観は透明感がありながら、シルバーやゴールドの輝きがちらりと見え、上品で洗練された印象。香りは、青りんごや洋梨の甘み、パイナップルのトロピカルさに、新緑を思わせる爽やかさが加わって、とても華やかでした。
味わいも素晴らしくて、ふくよかな甘み、丸みのある酸、穏やかな苦味が絶妙なバランスで広がっていくんです。余韻もやや長く続いて、飲むたびに新しい発見がある感じ。北の冷涼な気候で育まれた酒米と、佐賀の醸造技術が織りなすこの味わい、やっぱり日本酒って奥深いなと改めて感じました。
忙しい毎日でも、こうして美味しい日本酒を飲んでホッと一息つける時間は、やっぱり大切ですね。『鍋島 きたしずく』みたいに、異なる要素がうまく融合しているものに触れると、自分のやりたいことや新しい挑戦も、もっと良い形でまとめられそうな気がしてきます。さて、次はどんなお酒に出会えるかな?
・20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
・お酒は適量を守ってお楽しみください。
・妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
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