商品紹介
稲とアガベ×さとやまコーヒー×SAKEICEのトリプルコラボ商品。
どぶろくの既成概念を打ち破り、可能性を見出すというコンセプトの「DOBUROKU 〈破〉」シリーズ第3弾
コーヒーは稲とアガベさんと同じ秋田県男鹿市のさとやまコーヒー さんのエチオピア・グジ・ウォメナ地域のハニー精製の浅煎り。
基本情報
- 銘柄:DOBUROKU〈破〉参
- 製造会社:稲とアガべ株式会社
- 使用米:秋田県産米
- 精米歩合:90%
- アルコール度:13度
- 日本酒度:ー
- 特定名称:(その他の醸造酒)
- 酵母:ー
- 杜氏:ー
- 製造日:2023.05
- 内容量:500ml
- 価格:¥2200
テイスティングシート
*個人の感想です
外観(清澄度)
透明感がある | 霞んだ | 濁った |
その他 |
外観(濃淡)
無色に近い | 淡い | やや淡い |
やや濃い | 濃い | |
その他 |
外観(色調)
クリスタル | ゴールド | シルバー |
グリーン | イエロー | トパーズ |
オレンジ | ブラウン | |
その他:コーヒー |
香り(第一印象)
若々しい | さわやかな | 華やかな |
ふくよかな | 芳醇な | おだやかな |
熟成香を感じる | その他:コーヒー |
香り(特徴)
グレープフルーツ | りんご | 洋梨 |
白桃 | バナナ | メロン |
マスカット | ライチ | スイカズラ |
スミレ | アカシア | 菩提樹 |
セルフィーユ | 青竹 | 新緑 |
紅茶 | 月桂冠の葉 | ヒノキ |
香木 | ゴボウ | 朝鮮人参 |
マッシュルーム | 椎茸 | 丁子 |
シナモン | ビターチョコ | 栗 |
クルミ | アーモンド | 炊いた米 |
つきたての餅 | 上新粉 | 白玉団子 |
杏仁豆腐 | 生クリーム | サワークリーム |
ヨーグルト | 発酵バター | クリームチーズ |
粘土 | 腐葉土 | 石灰 |
鉄 | カラメル | コーヒー |
醤油 | ヨード香 | 蜂蜜 |
スモーク香 | カビ | タマネギ |
熟成チーズ | その他 |
味わい(第一印象)
軽い | やや軽い | やや強い |
強い | その他 |
味わい(甘味)
弱い | 上品な | まろやかな |
ふくよかな | 強い | |
その他 |
味わい(酸味)
爽やかな | 優しい | 丸みがある |
なめらかな | きめ細かい | シャープな |
しっかりとした | 力強い | |
その他 |
味わい(苦味)
控えめ | 穏やかな | コクを与える |
旨味がある | 強い | |
その他 |
味わい(バランス)
スムースな | ハツラツとした | ドライな |
まろやかな | ねっとりとした | コンパクトな |
フラットな | 芳醇な | 厚みのある |
力強い | その他:コーヒー |
味わい(余韻)
短い | やや短い | やや長い |
長い | その他 |
テイスティングコメント
*個人の感想です
濁酒と浅煎りのコーヒーを組み合わせた独特な飲料に出会いました。この飲料の外観は一見するとカフェオレのようで、クリーミーな淡い茶色がグラスの中で美しく輝きます。しかし、この外観から甘さを期待すると、意外な驚きが待っています。
まず、鼻に届く香りはコーヒーの軽やかなアロマ。濁酒特有の米の香りはほとんど感じられません。浅煎りコーヒーのフレッシュでやわらかな香りが前面に出ており、全体的に軽やかな印象を受けます。
口に含むと、まず感じるのは浅煎りコーヒーの軽い苦味とさわやかな酸味です。この苦味は控えめで、あくまでも優しく舌をくすぐる程度であり、濁酒の甘さやまろやかさは影を潜めています。米の風味や酒らしさは非常に控えめで、全体としてコーヒーの持つ繊細な風味が主役となっています。飲料のテクスチャーは滑らかであり、カフェオレを思わせる見た目に違わぬクリーミーさを持ち合わせていますが、そのクリーミーさは甘さではなく、あくまでテクスチャーとして感じられます。
酸味に関しても、コーヒー由来のものが中心となっています。軽やかなコーヒーの酸味が感じられ、これが全体のバランスを引き締めています。この酸味は、飲み口を爽やかに保ちながら、コーヒーの風味を一層際立たせます。
後味にもコーヒーの存在感が色濃く残ります。飲み込んだ後、口の中には爽やかなコーヒーの余韻が長く続き、軽やかな焙煎の香ばしさが残るのが特徴的です。このアフターテイストは、コーヒー好きにとっては心地よい余韻となり、濁酒としての印象を忘れさせるほどです。
総じて、この飲料は濁酒とコーヒーの融合という独創的なコンセプトを持ちながらも、その実態はコーヒーの特徴が強く前面に出ています。濁酒らしさは影を潜め、コーヒーが主役として舞台に立つこの飲料は、甘さや米の風味を期待する人にとっては意外性を感じさせるでしょう。しかし、その独自のバランスと爽やかで軽やかな味わいは、一度体験すると忘れられない印象を残します。濁酒の新たな可能性を感じさせるとともに、コーヒーの魅力を存分に楽しめる一杯です。
まとめ
毎回ブログを書くにあたり、商品や酒蔵などについて調べているのですが、今回の「稲とアガべ」さんはとても興味深かったので紹介させていただきます。
地域を巻き込むお酒造り
今回の濁酒で使用されたコーヒーは、同じ男鹿市を拠点とする「さとやまコーヒー」から調達されています。この選択には、単なる地元企業支援の意味を超えた、地域社会全体を活性化させようとする強い意志が感じられます。さとやまコーヒーもまた、美味しいコーヒーを提供するだけでなく、生産地の未来を見据えた活動を行っています。このように、異なる分野で活動する人々が協力し合うことで、新たな価値を生み出し、地域全体の発展に寄与しているのです。
未来を見据えた取り組み
稲とアガべの活動は、地域社会との連携だけでなく、日本酒業界全体の未来を見据えた取り組みにも力を入れています。彼らは、日本酒造りの新規参入を計画したり。持続可能な農業や環境保護、地域文化の継承といったテーマに真剣に向き合い、それをお酒造りに反映させています。このような活動を通じて、稲とアガべは日本酒業界の未来を明るく照らす存在となっているのです。
背景を知ることで深まる味わい
ただ美味しいお酒を楽しむだけではなく、その背後にあるストーリーや情熱を知ることで、そのお酒が一層美味しく感じられるのではないでしょうか。稲とアガべの濁酒を飲む時、その一杯に込められた地域社会への思い、生産者同士の協力、そして未来への希望を感じることができます。これは単なるお酒を超えた、新しい出会いと繋がりをもたらしてくれるものです。
新しい出会いが生む可能性
稲とアガべとさとやまコーヒーのように、異なる分野の人々が協力し合うことで、新たな価値が生まれます。このようなコラボレーションは、地域全体の発展や文化の継承に繋がるだけでなく、消費者にとっても新しい発見と楽しみを提供してくれます。お酒を通じて広がる新しい出会いが、私たちの生活に豊かさをもたらしてくれるのです。
稲とアガべ以外にも熱い思いを持った酒蔵はたくさんあります。あなたが飲んでいる一杯にもストーリーがあります。一度、そのストーリーを覗かれてはいかがでしょうか。
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