商品紹介

日本酒の「甘さ」と聞いて、あなたはどんな味を思い浮かべるだろうか。とろりと濃厚な蜜のような甘さ? それともフルーツのようにみずみずしく、透明感のある甘さ?
もし後者のような甘さを求めているなら、この一本に出会うべきだ。「仙禽オーガニックナチュールW 2024 kijoshu」は、一般的な貴醸酒のイメージを覆す革新的な味わいを持つ。まるで旬の果実を丁寧にコンポートしたかのような、軽やかで洗練された甘さ。その裏には、伝統的な木桶仕込みや生酛酒母といった手法が息づいている。
オーガニックにこだわり抜き、時を超えた技法と現代の感性が融合するこの貴醸酒は、日本酒の未来を予感させる特別な存在だ。さて、グラスに注いだ瞬間から始まる物語を、一緒に辿ってみよう。
基本情報

- 銘柄:仙禽オーガニックナチュールW 2024 kijoshu
- 製造会社:株式会社せんきん
- 使用米:ドメーヌさくら・亀の尾(栃木県さくら市産)
- 精米歩合:90%
- アルコール度:14度(原酒)
- 日本酒度:ー
- 特定名称:ー
- 酵母:酵母無添加(蔵付き酵母)
- 杜氏:ー
- 製造日:2024.10
- 内容量:720ml
- 価格:¥2500(税込)
テイスティングシート
*個人の感想です
外観(清澄度)
透明感がある | 霞んだ | 濁った |
その他 |
外観(濃淡)
無色に近い | 淡い | やや淡い |
やや濃い | 濃い | |
その他 |
外観(色調)
クリスタル | ゴールド | シルバー |
グリーン | イエロー | トパーズ |
オレンジ | ブラウン | |
その他 |
香り(第一印象)
若々しい | さわやかな | 華やかな |
ふくよかな | 芳醇な | おだやかな |
熟成香を感じる | その他 |
香り(特徴)
グレープフルーツ | りんご | 洋梨 |
白桃 | バナナ | メロン |
マスカット | ライチ | スイカズラ |
スミレ | アカシア | 菩提樹 |
セルフィーユ | 青竹 | 新緑 |
紅茶 | 月桂冠の葉 | ヒノキ |
香木 | ゴボウ | 朝鮮人参 |
マッシュルーム | 椎茸 | 丁子 |
シナモン | ビターチョコ | 栗 |
クルミ | アーモンド | 炊いた米 |
つきたての餅 | 上新粉 | 白玉団子 |
杏仁豆腐 | 生クリーム | サワークリーム |
ヨーグルト | 発酵バター | クリームチーズ |
粘土 | 腐葉土 | 石灰 |
鉄 | カラメル | コーヒー |
醤油 | ヨード香 | 蜂蜜 |
スモーク香 | カビ | タマネギ |
熟成チーズ | その他 |
味わい(第一印象)
軽い | やや軽い | やや強い |
強い | その他 |
味わい(甘味)
弱い | 上品な | まろやかな |
ふくよかな | 強い | |
その他 |
味わい(酸味)
爽やかな | 優しい | 丸みがある |
なめらかな | きめ細かい | シャープな |
しっかりとした | 力強い | |
その他 |
味わい(苦味)
控えめ | 穏やかな | コクを与える |
旨味がある | 強い | |
その他 |
味わい(バランス)
スムースな | ハツラツとした | ドライな |
まろやかな | ねっとりとした | コンパクトな |
フラットな | 芳醇な | 厚みのある |
力強い | その他 |
味わい(余韻)
短い | やや短い | やや長い |
長い | その他 |
テイスティングコメント
*個人の感想です
このお酒の物語は、自然と寄り添うところから始まります。仙禽が誇るオーガニック栽培米を使用し、土壌から水、そして原材料のすべてにこだわり抜いた酒造り。さらに、木桶仕込みや生酛(きもと)酒母といった伝統的な技法を取り入れながらも、現代的な感性を融合させた製法によって誕生しました。このアプローチが、単なるクラシックではない、今の時代にふさわしい新しい貴醸酒を生み出しています。
静かにグラスを傾けると、澄み切った液体がゆるやかに波打ち、光を受けてクリスタルのような輝きを放つ。その透明感は、磨き上げられたガラス細工のように繊細で、そこに映る光の反射までもが計算されたかのような美しさを持つ。
穏やかな空気の中、ゆっくりと香りが広がる。甘やかな果実のニュアンスが幾重にも重なり、青りんごや洋梨、桃、メロンが織りなす芳醇な香りに、熟したバナナの濃厚さが寄り添う。瑞々しさを感じさせる新緑やライチのアクセントが、ただ甘いだけではない洗練された印象を与え、まるで果実のコンポートを前にしたような幸福感に包まれる。
舌の上で広がる味わいは、貴醸酒らしいふくよかな甘みを持ちながらも、蜜のような重厚さではなく、フルーツの持つ自然な甘さを湛えている。なめらかな酸が全体を支え、味わいに丸みと軽やかさをもたらし、ほんのりとした苦味が心地よいリズムを生み出す。伝統的な木桶仕込みや生酛酒母の手法が、この調和を生み出していることは間違いない。
余韻が静かに引いていく頃、甘みと酸のバランスがふわりと溶け合い、口の中には心地よい余熱だけを残していく。その後には、不思議なほどの潔さがあり、気づけばもう一度、グラスへと手が伸びてしまう。
まとめ
最近、プライベートでいろんなショールームを回ってます。目的のものを探しに行くんだけど、実物を見て・触って・体験してみると、「これ、もっといいかも!」っていう発見があったり、新しいアイデアが浮かんだりして面白いんですよね。やっぱり、写真だけじゃなくてリアルに体験するのって大事だなって改めて実感してます。
で、それって日本酒にも通じるなと思ったんです。今回飲んだ貴醸酒、最初は「甘さが特徴なのかな?」くらいのイメージだったけど、実際に飲んでみたらまったく違った。フルーツのコンポートみたいな軽やかで上品な甘さがあって、一般的な貴醸酒とは全然違う印象。しかも、木桶仕込みや生酛造りといった伝統技法を使いながらも、オーガニックにこだわることで、どこか新しい感覚の味わいになってるんですよね。
こういうのって、やっぱり実際に飲んでみないとわからない。写真やラベルの情報だけじゃ伝わらない楽しさが、日本酒にはあるんだなと改めて感じました。というわけで、「新しい味わいに出会いたい!」って思ったら、ぜひ実際に体験してみてください。きっと想像以上の発見がありますよ!
・20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
・お酒は適量を守ってお楽しみください。
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