ひやおろしの秋が終わると、関西の日本酒カレンダーは次のページへ。
11月は「新酒」を祝う蔵開きの季節です。神戸・灘の福寿は、蔵開きを「新酒を祝う、年に一度の酒蔵まつり」と呼んでいます。そして12月になると、新年に向けた干支ラベルの限定酒や、年末年始のお酒を選べる直売会が登場します。
前回の2026年9・10月版では奈良・大阪の秋の蔵開きが中心でしたが、今回は 京都・伏見と神戸・灘という二大酒どころ が主役。そこに大阪・梅田の大型試飲会、兵庫・丹波と滋賀の蔵元直売会を加えて、6つ厳選しました。
コートを羽織って、新酒を迎えに行きましょう🍶
📅 11・12月 関西イベント早見表
| # | イベント名 | 場所 | 日程 | 参加費 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 第8回 黄桜「伏水蔵」蔵開き | 京都市伏見区(黄桜本社内) | 11/7(土) | 公式サイトで順次案内 |
| ② | 伏見の清酒まつり in 大手筋商店街2026 | 京都市伏見区(大手筋商店街) | 11/14(土) | ¥2,800(電子チケット) |
| ③ | 第27回 福寿 蔵開き 2026 | 神戸市東灘区(神戸酒心館) | 11/14(土)・15(日) | 入場無料 |
| ④ | ヨドバシ梅田 第6回 全国日本酒祭 | 大阪市北区(ヨドバシ梅田 B2F) | 11/21(土)・22(日) | 前回(第5回)は参加無料 |
| ⑤ | 西山酒造場(小鼓)丁未 干支ラベル直売会 | 兵庫県丹波市 | 11/28(土)・29(日) | 直売会(入場料の記載なし) |
| ⑥ | 藤居本家 旭日杉玉フェスタ | 滋賀県愛荘町 | 12/5(土) | 詳細は公式サイトで確認 |
| EX | 大神神社 醸造安全祈願祭(酒まつり) | 奈良県桜井市(大神神社) | 11/14(土) | 神事(試飲イベントではありません) |
| EX | 灘の酒蔵謎解き探訪2026 | 神戸市・西宮市(灘五郷) | 〜2027/2/28 | 参加無料・予約不要 |
| EX | 京阪×近鉄 酒蔵めぐりスタンプラリー2026 | 京阪・近鉄沿線 | 〜2027/3/31 | 対象店で¥1,650以上購入でスタンプ |
🍶 各イベント詳細
① 第8回 黄桜「伏水蔵」蔵開き
📅 2026年11月7日(土)10:00〜15:00(雨天決行・荒天中止)|🏠 黄桜本社内「伏水蔵」黄桜物流センター前(京都市伏見区横大路下三栖梶原町53)
11・12月シーズンの幕開けは、カッパでおなじみの黄桜。本社敷地内の「伏水蔵(ふしみぐら)」で開かれる、今年で8回目の蔵開きです。
今年いちばん気になるのが、ステージ企画 「き〜ざくら〜あっ 呑♪」杯in蔵開き。あのおなじみのフレーズを、ステージでひとりずつ披露するという企画です😂
- 当日11時に伏水蔵の金カッパ像前に集まった 先着30名 の中から、抽選で10名がステージへ
- 歌えるのは まさかの一回きり
- 勝敗を決めるのは審査員ではなく、会場の拍手の大きさ
- 優勝賞品は、特大「呑」抱き枕
管理人、この企画文を読んだだけで笑ってしまいました。日本酒を片手に、会場全体で拍手を送る——蔵開きならではの一体感が生まれそうです。
さらに同日は ウイスキーコラボセミナー(12:30〜14:00、参加費¥3,000・定員24名・前売券制)も開催。黄桜は公式サイトの製品情報に地ビールやウイスキーも並ぶ蔵なので、日本酒以外の顔に触れられるのも面白いところです。
- 注意: メイン会場のフード・ショットは14:30ラストオーダー
- アクセス: 京阪「中書島駅」から徒歩約20分、近鉄「桃山御陵前駅」から徒歩約25分(伏水蔵見学ガイドの案内より)
- 注意: 自動車・バイク・自転車で来場した方への酒類提供はなし
開催概要は「決定次第公式ページで案内」とのことなので、出かける前に最新情報をチェックしておきましょう。
🔗 詳細: 黄桜 公式サイト(第8回 伏水蔵 蔵開き)
② 伏見の清酒まつり in 大手筋商店街2026 ⭐ 伏見15蔵が商店街に集結!
📅 2026年11月14日(土)4部入替制|🏠 大手筋商店街(京都市伏見区伯耆町10番地)※受付は南部公園
10回目を迎える、伏見酒造組合と伏見大手筋商店街振興組合の共催イベント。伏見の蔵元 15蔵 が商店街に特設ブースを出し、商店街の店舗や近隣の飲食店も酒の肴を持って出店します。
出店蔵は、黄桜・北川本家・京姫酒造・キンシ正宗・月桂冠・齊藤酒造・招德酒造・宝酒造・玉乃光酒造・豊澤本店・増田徳兵衞商店・松本酒造・松山酒造・都鶴酒造・山本本家(五十音順)。伏見の酒をこれだけまとめて、しかも商店街を歩きながら飲み比べられる日はそうそうありません。
商店街全体がひとつの酒場になる高揚感は、他のイベントではなかなか味わえません😋
- 時間: 第1部 13:00〜14:20/第2部 14:30〜15:50/第3部 16:00〜17:20/第4部 17:30〜18:50(受付は各部開始1時間前から)
- 参加費: ¥2,800(お酒券10枚綴り+オリジナルお猪口+お酒1杯引換券+プレゼント応募券のセット)
- 第4部の特典: お酒1杯引換券が+1枚
- 定員: 合計4,500名(決済先着順)。予定枚数に達した場合、当日券の販売はなし
- チケット: STORES(電子チケット)
- アクセス: 京阪「伏見桃山駅」、近鉄「桃山御陵前駅」いずれも下車すぐ
10月7日には伏見酒造組合から「第1部まもなく完売」のお知らせが出ています。行くと決めたら、チケットは早めに押さえておくのが安心です。
🔗 詳細: 伏見酒造組合 公式ブログ/月桂冠 ニュースリリース
③ 第27回 福寿 蔵開き 2026 ⭐ 入場無料!新酒と杉玉の取り換え
📅 2026年11月14日(土)・15日(日)10:00〜16:00|🏠 神戸酒心館 全館(神戸市東灘区御影塚町1-8-17)
伏見の清酒まつりと同じ11月14日、神戸・灘でも新酒のお祭りが始まります。「福寿」を醸す神戸酒心館が年に一度開く蔵開きで、今年で27回目。入場無料 です。
しぼりたての新酒や限定酒に加えて、名物屋台がずらり。酒蔵の料亭「さかばやし」名物の粕汁、東須磨漁港の漁師による浜焼き、御影の焼き鳥店「一喜鶏」、今年は5年ぶりに復活する大沢青年部の焼きそば屋台まで——読んでいるだけでお腹が鳴ってきます。
そして注目は、11月14日限定の「杉玉の取り換え」(オープン前)。神戸酒心館は「酒蔵にとっては欠かせない年に一度のイベント」と紹介しています。新酒の季節に、蔵の顔ともいえる杉玉が新しくなる瞬間に立ち会えるのは、この日ならではです✨
- 鏡開きの振る舞い酒: オープン後、先着100名
- 蔵人の蔵見学: 11時・13時・14時・15時の計4回、各回20名(要予約)
- 灘の酒造り唄: オープン時に保存会が披露
- 11月14日限定: 有馬温泉の足湯(無料)
- スタイル: 立ち飲み形式(着席スペースなし、折り畳みイス・テーブルの持ち込みは不可)
- 支払い: イベント会場での決済は 現金のみ
- アクセス: 阪神「石屋川駅」から石屋川沿いに南へ徒歩約8分
現金のみという点は、意外と見落としやすいポイント。お財布に小銭も用意して出かけましょう。
🔗 詳細: 神戸酒心館 公式サイト(第27回 福寿 蔵開き)
④ ヨドバシ梅田 第6回 全国日本酒祭
📅 2026年11月21日(土)・22日(日)11:00〜19:00|🏠 ヨドバシ梅田 B2F ヨドバシホール(大阪市北区)
大阪・梅田のヨドバシ地下ホールが、全国の酒蔵の試飲会場に変わる2日間。9月の第5回に続いて、早くも第6回が11月に開催されます。
今回の開催情報は、出展蔵である徳島「鳴門鯛」(本家松浦酒造場)の公式イベント案内で確認したもの。参加蔵の一覧や参加条件は、本記事の時点ではまだ公式発表を確認できていません。
参考までに、ヨドバシカメラが発表した9月の第5回は、
- 参加費: 無料(入場時に年齢確認書類の提示が必要)
- 参加蔵: 全国27蔵(秋田銘醸、菊正宗酒造、月桂冠、司牡丹酒造、八海醸造、花の舞酒造など)
という内容でした。気に入ったお酒はその場で購入できるスタイルなので、年末年始用の1本をここで探すのもアリです🍶
各日19時まで開催しているので、梅田での買い物ついでにふらっと寄れるのも、街なか開催ならではです。
ちなみに同じ梅田では、鳴門鯛の案内によると 「第27回 阪急蔵元祭り」(阪急うめだ本店・11/27〜29)も予定されています。こちらも最新情報は百貨店の公式発表をご確認ください。
🔗 詳細: 鳴門鯛(本家松浦酒造場)イベント案内/参考:第5回の公式発表(ヨドバシ)
⑤ 西山酒造場(小鼓)丁未 干支ラベル直売会
📅 2026年11月28日(土)・29日(日)10:00〜15:00|🏠 西山酒造場構内(兵庫県丹波市市島町中竹田1171)
兵庫・丹波で「小鼓」を醸す西山酒造場は、2026年度に全5回の「蔵開き直売会」を開催します。その第2回が、この 丁未(ひのとのひつじ)干支ラベル直売会。
2027年の干支ラベルをまとった限定酒が並ぶ、”新年を迎える準備”のための直売会です。年始の手土産やお年賀に干支ラベルの1本があると、それだけで会話のきっかけになりそうですよね。
さらに年内最後の直売会として、第3回 「歳末報謝福酒祭(さいまつほうしゃふくさけまつり)」(12月29日(火)・30日(水)10:00〜15:00、西山酒造場構内)も予定されています。一年の感謝を込めた直売会で、年末年始に楽しむお酒や贈り物を選べます。
- アクセス: JR福知山線「丹波竹田駅」から徒歩約10分
- 注意: 10月の「前山 初手しぼり収穫祭」の会場(旧前山小学校)とは異なり、どちらも 西山酒造場構内 での開催
- 歳末報謝福酒祭の日: 飲食施設「鼓傳」は休業
駅から歩いて行ける距離なので、電車旅を兼ねて丹波まで足を延ばすのもおすすめです。
🔗 詳細: 西山酒造場 公式サイト(2026年度 蔵開き直売会のお知らせ)
⑥ 藤居本家 旭日杉玉フェスタ
📅 2026年12月5日(土)10:00〜16:00|🏠 蔵元 藤居本家(滋賀県愛知郡愛荘町長野793)
12月の関西を締めくくるのは、滋賀・愛荘町で「旭日(きょくじつ)」を醸す藤居本家。年間の蔵開き予定は春の「旭日蔵開き」とこの「旭日杉玉フェスタ」の2回で、杉玉フェスタは しぼりたてを味わえるイベント と案内されています。
③の福寿では11月に杉玉が取り換えられ、⑥では「杉玉」の名を冠したフェスタでしぼりたてを味わう。11月から12月にかけて、関西のあちこちで蔵が新しい酒造りの季節を迎えていることが伝わってきます。
- アクセス: 近江鉄道「愛知川駅」から徒歩約15分、またはJR「稲枝駅」からタクシーで約6分
- 詳細: 料金や企画内容は公式サイトの最新案内で確認を
近江鉄道の愛知川駅から歩いて行ける距離なので、電車で向かいましょう。
🔗 詳細: 藤居本家 公式サイト(イベント)
⛩️ EX:杉玉のふるさと、大神神社の「酒まつり」
ここで少し寄り道。飲むイベントではありませんが、日本酒好きなら知っておきたい11月の行事を紹介します。
EX 大神神社 醸造安全祈願祭(酒まつり)
📅 2026年11月14日(土)午前10時半|🏠 大神神社 拝殿(奈良県桜井市三輪1422)
酒蔵の軒先に吊るされている、あの丸い「杉玉」。そのふるさとといえるのが、奈良・三輪の大神神社(おおみわじんじゃ)です。
大神神社のご祭神は「酒造りの神様」と仰がれる神様。毎年11月に開かれる醸造安全祈願祭(通称:酒まつり)は、新酒の醸造の安全を祈る祭典で、全国の酒造家・杜氏・酒造関係者が参列します。
ここで、ちょっとした豆知識を3つ🍶
- 大杉玉の掛け替え: 祭典にあわせて、拝殿と祈祷殿の「大杉玉」が青々とした新しいものに掛け替えられます。その大きさは 直径約1.5m・重さ約200kg!
- 全国の蔵へ届く「しるしの杉玉」: 祭典の後、醸造安全の赤い御幣と、酒屋のシンボル「しるしの杉玉」が全国の酒造家・醸造元に授与されます
- 日本書紀にも登場: 『日本書紀』の崇神天皇の条には、高橋活日命(たかはしのいくひのみこと)が天皇に神酒を献じたときに「この神酒は我が神酒ならず 倭なす大物主の醸みし神酒」と歌ったと記されています。会心の美酒を造れたのは大物主神のおかげ、という歌です
⚠️ 注意: 酒まつりは神事で、試飲や飲み比べのイベントではありません。2025年の祭典の見学記によると、拝殿の外から見学する人の姿もあった一方、以前あったお酒の振る舞いはコロナ禍以降行われていないとのこと。参拝・見学のつもりで、静かに神事を見守りましょう。
- 最寄り駅: 三輪駅(公式サイトに駅からの道案内あり)
2026年の酒まつりは、②伏見の清酒まつり、③福寿の杉玉の取り換えと 同じ11月14日。関西のあちこちで、同じ日に新酒の季節が始まります。
🔗 詳細: 大神神社 公式サイト(醸造安全祈願祭)/年間の祭事表
🎁 EX:期間中いつでも楽しめる「酒蔵めぐり」企画2選
日程が合わなくても大丈夫。11・12月をまるごと含む長期企画も2つ紹介しておきます。
EX 灘の酒蔵謎解き探訪2026 ⭐ 参加無料・予約不要
📅 2026年9月17日(木)〜2027年2月28日(日)|🏠 灘五郷(神戸市・西宮市)
たぬき探偵ジェリーと一緒に、灘五郷の酒蔵のまちを歩きながら「灘の酒のおいしさの秘密」を探る謎解きイベント。手がかりは 水・米・技。灘五郷を4つのコースに分けて、各スポットのパネルの謎を解いていきます。
- 参加方法: 灘五郷の各所で配架されているチラシ(問題用紙)を受け取り、公式LINEに登録
- 持ち物: チラシ・筆記用具・LINEが使えるデバイス
- 特典: コースクリアで先着ノベルティ、条件を満たすとプレゼント抽選にも応募可
③の福寿 蔵開きの前後に、灘の酒蔵めぐりを組み合わせるのも楽しそうです。
🔗 詳細: 灘の酒蔵謎解き探訪2026 公式サイト
EX 京阪電車×近鉄電車で行く 酒蔵めぐりスタンプラリー2026
📅 2026年10月1日〜2027年3月31日|🏠 京阪・近鉄沿線の酒蔵・店舗
京阪・近鉄沿線の酒蔵や店舗で、パンフレット(スタンプ台紙)を見せて税込¥1,650以上のお酒を買うと、スタンプとお酒のラベルがもらえる企画。伏見エリアの蔵も参加しています。
公式ページには各蔵の蔵開き日程も載っていて、11月分では奈良の 長龍酒造(11月15日)、北岡本店(11月21日予定) の名前がありました。
- 注意: 蔵開きの開催日は、スタンプとラベルの進呈は対象外
- 注意: ラベルは数に限りあり。営業時間・定休日は各蔵に事前確認を
🔗 詳細: 京阪電車 酒蔵めぐりスタンプラリー2026
🔰 冬の日本酒イベント、参加前に知っておきたいこと
① 11月14日は「伏見か、灘か」の分かれ道 ②伏見の清酒まつりと③福寿 蔵開きは、どちらも11月14日(土)。福寿は15日(日)も開催しているので、「14日は伏見、15日は灘」と2日に分けてハシゴする組み方もできます。
② 蔵開きは公共交通で、そして現金を忘れずに お酒を飲むイベントなので、自動車・バイク・自転車での来場は飲酒運転につながります。今回紹介したどのイベントも、電車・バスで出かけましょう。また福寿の蔵開きは会場での決済が現金のみです。
③ チケット制のイベントは「当日券なし」もある 伏見の清酒まつりは定員4,500名の先着順で、予定枚数に達すると当日券の販売はありません。第1部はすでに「まもなく完売」の告知が出ています。
④ しぼりたての新酒をもっと楽しむために 蔵開きで出会う「しぼりたて」「生酒」といったラベルの言葉が気になったら、ラベルの「生」ってどういう意味?の記事を読んでおくと、当日のお酒選びがぐっと楽しくなります。新酒がどんな工程を経て搾られるのかは、日本酒の作り方を完全解説した記事もどうぞ。
まとめ:タイプ別おすすめはこれ
| あなたのタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 「まずは気軽に、無料で蔵開きを体験したい」 | ③ 第27回 福寿 蔵開き(11/14-15・入場無料) |
| 「1つの酒どころの飲み比べを、街ごと楽しみたい」 | ② 伏見の清酒まつり(11/14・伏見15蔵) |
| 「笑えるステージ企画も込みで蔵開きを楽しみたい」 | ① 黄桜 伏水蔵 蔵開き(11/7) |
| 「買い物ついでに全国の酒を試したい」 | ④ ヨドバシ梅田 全国日本酒祭(11/21-22) |
| 「年末年始・お年賀用の1本を探したい」 | ⑤ 西山酒造場 干支ラベル直売会(11/28-29)・歳末報謝福酒祭(12/29-30) |
| 「しぼりたてを蔵元で味わいたい」 | ⑥ 藤居本家 旭日杉玉フェスタ(12/5) |
2026年5・6月版、7・8月版、9・10月版と合わせて、これで2026年の関西日本酒カレンダーは春から年末まで一通り揃いました。
イベントで気になる銘柄に出会ったら、テイスティング完全ガイドを参考に、香りや味の感想を言葉にしてみてください。蔵元さんとの会話もぐっと弾みます。
今年最後の「知らない蔵元との出会い」に恵まれますように🍶
🍶 お酒を呑み終えて
今回リサーチしていて気づいたのは、「杉玉」という言葉がいくつものイベントにまたがって登場していたことです。
11月14日、福寿の蔵では年に一度の杉玉の取り換え。12月5日、滋賀の藤居本家では「杉玉フェスタ」でしぼりたてがお披露目される。神戸と滋賀、まったく別の蔵なのに、どちらも新酒の季節を「杉玉」とともに迎えているんですよね。
そして杉玉をたどっていくと、奈良・三輪の大神神社に行き着きます。福寿の杉玉の取り換えと同じ11月14日、大神神社では直径約1.5mの大杉玉が掛け替えられ、祭典の後には「しるしの杉玉」が全国の酒造家へ授与されていく。
普段なにげなく見ている酒蔵の軒先の杉玉。その向こうには、新酒の無事を祈る人たちの1年に一度の祭りがある——そう思うと、次に酒蔵の前を通るとき、ちょっと見上げてしまいそうです。
ひやおろしの秋が「夏を越えたお酒」を味わう季節だとしたら、11・12月は「生まれたてのお酒」に会いに行く季節。
同じ1年のお酒でも、季節ごとにまったく違う顔に出会えるのが、日本酒イベントを追いかける面白さだと思います。この記事が、今年最後のお出かけ先を決める材料になればうれしいです🍶

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